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ドラマ「花のち晴れ」最終回における正義と解放について考えてみた

自分が諦めるまで、好きを諦めない。
※ネタバレ感想記事ですのでご了承を〜!

 

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ドラマ「花のち晴れ」、終わってしまいましたね。
ネットを見てると結末には賛否両論ありますが、わたしは割と満足でした。
音晴が待ち合わせ場所で出会ってエンド!よりは、音が横断歩道の旗を見てくすっとする描写があったりでよかったなぁと思いました。

 

花晴れを真剣に見始めたのは、King & Princeに推しができて挿入歌のシンデレラガールを聴きたいというきっかけだったんですが、結果的に今期で一番真剣に見たドラマとなりました。
推しの岸くんの話はまたの機会に…笑

 

なぜここまで夢中になって見ていたのかというと、それぞれのキャラクターの魅せ方に惹かれたのだと思います。

 

特にメインの男子2人。
平野紫耀くん演じる神楽木晴はバカでお茶目だけどまっすぐで、少女漫画伝統芸『なんで気付けばあいつを目で追ってるんだろう……』の『あいつ』になりがちなタイプ。
一方、中川大志くん演じる馳天馬は完全無敵のスペックを持ち誰にでも平等に優しいTHE王子様タイプ。

 

いいですよね、タイプの違うイケメン2人に挟まれるこの感じ。
昔なら音ちゃんそこ代われよおいって思ってましたが、もうあの頃のわたしじゃない。
音ちゃん挟んでばちばちしてるイケメン2人を眺めるモブになりたいって、そう思いますね。

 

とにかくこの2人が対照的で、それがいい。
2人とも音ちゃんのことはすごく大事に思っているけれど、それぞれの「正義」が違う。
天馬くんの正義は、誰のことも色眼鏡で見ずに真実を慎重に選ぶことでした。それが音の、ひいては2人のためだと信じていたのかなと思います。
一方神楽木はあの名言がありますよね。
「そんなの一択だろ!好きな女の言ってること信じなくてどうすんだよ!」
あのタイミングでそんなこと言われたらそりゃあ神楽木に落ちますわな。わかるよ音ちゃん。
たとえそれが間違っていたとしても大好きな人の言葉を信じて一緒に戦うことが神楽木にとっての正義だったのです。

 

大人になったから、というわけでもありませんがわたし自身の考えは天馬くんに近いなと思います。
音ちゃんも近衛も大切だったからこそ、平等に慎重に選ぶしかなかったんだよね。
そういう意味ではやっぱり神楽木はすごいなと思います。
もちろんメグリンを振り回した罪は重いけど、好きも好きじゃないも隠すことができないあのまっすぐさがどうしても憎めない。

 

また彼らにとっての「解放」も対照的でした。
直接的に解放という言葉を使ったのはメグリンのみでしたが、最終回では他にもたくさんの解放があったのではないかと思います。
神楽木は過去の完璧とは程遠いしょうもない自分から自分自身を解放するべく音をかけた戦いに挑み、彼女であったメグリンから涙ながらに解放され、結果的に音への片思いから解放されました。
一方天馬くんは音との別れを切り出した際に、辛い時も楽しい時もずっとそばにいた音への強すぎる気持ちから自分自身を解放したと同時に、音の持つ神楽木への気持ちを解放しました。
神楽木は思いを突き通すことで解放され、天馬くんは思いを諦めることで解放されたんですよね。
諦めたというと聞こえが悪い気がしますが、強い意志の元の決断でした。野菜炒め食べながらの別れ話界の中では圧倒的No.1のかっこよさ。

 

一つ残念なところがあったとすれば、音の煮え切らなさかなぁ。
最後くらいは音自身が決断してほしかったなと感じなくもなかったです。
天馬くんに背中を押される形じゃなく、自分でしっかり選んで神楽木のもとに行っていたら、音も成長したなぁ…と感慨に浸れたかもしれませんが。
その分天馬くんの良さが際立ったシーンになったんだと思うからそっと胸に秘めておきます。

 

なんやかんや言いましたが、花晴れ最高でした!続編希望!!笑
花男の時はメインキャスト全員お姉さんお兄さんだったのに、ついに全員年下になってしまうなんて時の流れまじ恐ろしいっす……
セカンドシーズンはそんなに年取らないうちにぜひお願いします……!笑

 

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